Mon Cœur Mis à Nu / 赤裸の心

「美」といふものは「藝術」と人間の靈魂の問題である

ベートーヴェン『弦楽四重奏曲第14番、第15番』


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ベートーヴェンの後期カルテットを聴きたくなった。ベートーヴェンの偉大さの所以、それは彼が第九を書上げた後にも「創作」を続けた所にある。第14番は嬰ハ短調で7つの楽章、第15番はイ短調で5つの楽章。それぞれ1826年、1825年の作曲。

第14番終楽章の抑揚に対して、私の心は沈痛な歓びを覚える。第14番は色々と聴き較べているけれども、ここに載せるアルバン・ベルク弦楽四重奏団の演奏がお気に入り。