Epistula ad mē

美というものは、芸術と人間の霊魂の問題である

マーラー『交響曲第6番 イ短調』1904


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短調にはじまり短調に綴じられる古典的な構成。
「悲劇的」という副題で知られるが、第3楽章まではむしろ溌剌とした英雄の印象を受ける、cheerfulとでも名付けたい程に。しかし第4楽章における音楽の沈み方は、ベートーヴェンが生み出してブラームスが継承した交響曲の図式「暗黒から光明へ」とは対照的。「光明から暗黒へ」とでも喩えたい。文字通り「悲劇的」な終わりを迎える訳だ。

 

マーラー交響曲は深夜の読書の背景音楽に御誂向である。