全国乗馬倶楽部振興協会による技能認定試験の1つ「乗馬検定」。
5級は入門であって、3日程度、5~10鞍の騎乗で取得できる。審査は緩い(インストラクター談)。実技面では乗下馬。停止と常歩。そして軽速歩。筆記は馬の性質、馬の手入れ、馬体の名称について問われる。以下、筆記試験についての詳細。合格率99%というだけあって、易しい選択式の問題である。
馬の性質
馬は繊細でおとなしく、人によく馴れる動物であるということ。
草食動物であり、外敵から身を守るため視覚・聴覚・嗅覚がよく発達しているということ。
馬の手入れ
手入れにより馬の健康状態を確認できる他、馬との親和を図る効果もある。
裏掘りは蹄を清潔に保ち、蹄から悪臭がしないか、蹄鉄の釘がゆるんでいないかを確認する行為のこと。
プラスチックブラシ、根ブラシの順でブラッシングをした後、タオルで馬体全体を拭きあげる。最後に蹄を保護するために蹄油を塗る。雨季であればしなくともよい。
馬体の名称
前肢について覚えておけば十分である。左前肢について上から肘、前腕、膝、管(前管)、球節、繋、蹄。膝と肘の位置を間違える人が多い。
以上を暗記すれば合格点には届くだろう。