2022-07-23 ゴーチエ『ある夜のクレオパトラ(Une nuit de Cléopâtre)』1838 Literature/Humanities 画家や音楽家ほどめぐまれない、われわれ文筆の徒は、対象をひとつひとつ書いてゆくより仕方がないのだ。 テオフィル・ゴーチエの中短篇。我々には想像のつかない、古代エジプト、プトレマイオス朝の幻想的奢侈を、見えるものとして描き出す。女性崇拝の書。かような恋のできる男は幸いである。 ランキング参加中読書