Mon Cœur Mis à Nu / 赤裸の心

「美」といふものは「藝術」と人間の靈魂の問題である

20221105日記_東京カテドラルにて

人々を強ひて連れきたれ (ルカ傳14:23)

 

晴れ、よい心地。
朝、京都から紅茶が届く。ルフナ地方のルンビニ茶園のもので等級はFBOPF、Flowery Broken Orange Pekoe Fannnings。
午餐はフランス料理屋で、Inada fumé、Clepinettes de porcを注文。
その後で東京カテドラルへ。荘厳ミサ(ミサ・ソレムニス)が大司教猊下の司式で執り行われたため、それに与った。ミサ曲はCUM JUBILO.
聖なる神を、神が定めた正しく美くしい方法で讃美する、それが荘厳ミサである。畢竟人間とは美に惹かれる生き物であるから、人々を信仰に導く為、凡俗化の潮流に反抗して、美くしい荘厳ミサを執り行わんとする兄弟の志に、私は心よりの敬意を表したいと思う。宗教の威厳を否定し、ミサを村の寄合いに下降せしめては、宗教は自壊するだけである。