Mon Cœur Mis à Nu / 赤裸の心

「美」といふものは「藝術」と人間の靈魂の問題である

パリ紀行(1)_ノエル

24日午後6時巴里市内に到着。En lui viens reconnaître, ton dieu, ton sauveur~♪ 至る所でカトリック聖歌集第113番『きたれ友よ(Adeste fideles)』の調べ。文章は後日加筆するとして、行動記録だけでも残して置きたい。

 

24日夜半降誕祭、サント・トニリテ教会。

 

25日朝荘厳ミサ、サン・ニコラ・ドゥ・シャルドネ教会。古色蒼然たる聖堂でのトリエント・ミサ。オルグの音が嚠喨と響く只中、堂々たる司祭団がイエズスの十字架を掲げて、ひとすじに祭壇へと向う。私は涙を禁じ得なかった。

講壇(pulpit)が実際に使用されるのを観るのは初めて。

 

午后シテ島及びサン・ルイ島散策。シャルルマーニュと再建中のノートルダム・ド・パリ

サン・ルイ・アン・リル教会の尖塔。

ローザン館(ピモダン館)。

「ボオドレエルは1843年秋から1845年夏まで当館3階に住んだ」とある。

ポン・マリーを渡りセーヌ右岸へ。サン・ジェルヴェ・サン・プロテ教会の絵玻璃。

サン・ジェルマン・ロクセロワ教会のファサードオルグ

サン・トゥスタッシュ教会にて夕べのミサに与る。

 

26日、サン・ニコラ・ドゥ・シャルドネ教会へ向う道すがら、サン・ポール・サン・ルイ教会に立寄る。吊燭台の絢爛さ。

対岸よりローザン館を眺む。

サン・ニコラ・ドゥ・シャルドネ教会で正午のミサに与る。我が国にもこれ程の教会共同体があれば。

サン・エフレム・ル・シリアック教会は閉まっていた。サン・テティエンヌ・デュ・モン教会。右手の建物は有名なるアンリ四世校。

国立中世美術館(クリュニー美術館)へ。アジア人種を全く見なかった。宗教への関心が無い人間には面白くないのだろう。

サン・シュルピス教会。

サン・ジェルマン・デ・プレ教会

 

27日、オペラ周辺を散策。12時半にマドレーヌ寺院でミサに与る。祭壇にはマリア・マグダレナの像。

贖罪教会。ルイ16世王と王妃マリーが葬られた場所(後にサン・ドニへと移された)に建つ礼拝堂。

サントーギュスタン教会。古りし教会かと思いきや、第二帝政の頃に建てられたそう。

サントーギュスタン近くの、この頃東京でも見かけるPaulなるカフェで食事をした後、途中Maxim'sなる高名な料理店を素通りし(とても一人では入る気は起きない)、ギュスターヴ・モロー美術館へ。暫し、夢にまで見た至福の時。

この後、遥々西部地区まで遠出した折節、エトワール凱旋門シャンゼリゼを見物しに行ったが、成程「愚劣の放射中心」とは然り。気分を損ねたので、サン・ニコラ・ドゥ・シャルドネ教会で夕べのミサに与った後、ホテルに戻る。