Mon Cœur Mis à Nu / 赤裸の心

「美」といふものは「藝術」と人間の靈魂の問題である

20231006日記_伊太利と私

晴れ。靴を買つた。伊太利製、内羽根のプレーントゥ。ストレートチップが欲しかつたのだが、寸法が合はなかつた。革の色は光の当たり方次第で茶にも灰にも黒にも見える、それを面白く思つて擇んだ。

さういへば、先日の外套の服地も伊太利製であつたが、私は伊太利好きな譯ではなくて、ただ英国製を買ふ経済的余裕が無いから、妥協してゐるだけの事である。私は何に関しても、伊太利に共感した事はない。こんな事を云ふと、トリノ生れの上司に嫌はれるかな。