Mon Cœur Mis à Nu / 赤裸の心

「美」といふものは「藝術」と人間の靈魂の問題である

ラディゲ『肉体の悪魔(Le diable au corps)』1923

レイモン・ラディゲが16~18歳の間に書かれた小説。すこぶる皮肉な調子で、戦時下の少年の恋愛を描く。少年のエゴイズムに振り回されて女性が破滅を迎えるというストーリーは、コンスタンの『アドルフ』を思わせる。