Mon Cœur Mis à Nu / 赤裸の心

「美」といふものは「藝術」と人間の靈魂の問題である

ショパン『ノクターン第19番ホ短調(op.72-1)』


Chopin: Nocturne No.19 In E Minor, Op.72 No.1

ショパンノクターンはすべてで21作品ある。そのうち19番は一番初めに書かれた「ノクターン」であり、作曲されたのは1827年ショパンが弱冠17歳の時であった。彼の死後、友人の手によって発表された。何故17歳の少年が、このように深い孤独を感じさせる曲を書かねばならなかったのか。ひとつには妹エミリアの死があるのだろうが。