Mon Cœur Mis à Nu / 赤裸の心

「美」といふものは「藝術」と人間の靈魂の問題である

20201007日記

 物事を分類して話すということ。
 目的・手段・結果の分類。短期・中期・長期的観点の分類。

 

 

三島由紀夫の思想と行動」『文芸春秋』1990年12月 pp.306-321
 評論家吉本隆明西部邁の対談。大した事は話していない。
・右翼的思想と左翼的思想。前者は行動、後者は言葉云々。
・三島の終戦=「絶対の青空」。何もない果てしなく透明な青空、この青空のもとに何もかもが言葉を失って包摂されて貫かれている感じが作品に反映。
・自分で作った仮面が外せなくなった。その果てに、「盾の会」という政治の場に身を置いた。結局政治の中におけるなりゆきの死。政治の中での言葉というのは、取り消し不能の形でやってくる。

 

松本徹「文化防衛論と暁の寺」『三島由紀夫の思想』鼎書房 2018
三島の政治への接近過程に詳しい。再読すべし。

 

遠藤浩一「戦後政治と三島由紀夫」『三島由紀夫研究8』
政治を扱っている意味がない。また根拠に乏しい。