短篇小説。鏡花が描く非日常の世界に、読者は数頁のうちに取込まれる。 軍人が捕虜となった後帰還した赤十字の看護員を尋問する。軍人は、支那兵相手に立派に己が職務を全うしてきた看護員を、非愛国的、国家の観念が欠如していると責めるが、看護員は意にも…
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