サルヴァトーレ・サンペリ(Salvatore Samperi)監督作。
同性愛が主題の映画。年端のいかぬ少年の、己の性的指向を判断しかねる話か。少年の苦悩を映している訳ではなく、寧ろ少年は周囲の人間を惑わす悪魔。
話に深遠さはなく、映像的な美しさもない。
主人公が誘惑するもう1人の少年を演じたのは、ララ・ウェンデル(Lara Wendel)。そう、女優である。彼女は『思春の森(Maladolescenza)』1977で、少女でありながらヌードを披露したことで有名である。現代では発禁処分必至の作品であるから、興味がある方は観てみると可い。