Mon Cœur Mis à Nu / 赤裸の心

「美」といふものは「藝術」と人間の靈魂の問題である

ニキータ・ミハルコフ『シベリアの理髪師(The Barber of Siberia)』1998

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ニキータ・ミハルコフ(Никита Михалков)監督作のロシア映画。云うまでもなくロッシーニの某オペラと掛けている。皇帝アレクサンドルⅢ世による観兵式のシーンが有名で、ずっと観たかった。90年代は意外と名作が多い。

情熱に身を焦がす帝政ロシアの士官候補生アンドレイ(Oleg Menchikov)の、すれ違いの恋を描く。美しきアメリカ人女性を演ずるのは、ジュリア・オーモンド(Julia Ormond)。

全篇に渡りクラシック音楽を多用している点に好感が持てた。また、費用をかけたであろう帝政ロシアの装飾の再現には感心した。

 

彼が愛の告白をする際の曲は、ショパン夜想曲27番の2。


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