Epistula ad mē

美というものは、芸術と人間の霊魂の問題である

2022.02.13日記

好きな本は? 三島由紀夫『春の雪』
久しぶりに読み返してみたら、若い男女の熱情に全く関心を持てない私に気が付いた。心が錆びてしまった。三島なら今は『金閣寺』の方が好きだ。1番好きな本としては谷崎の『細雪』を挙げる方が無難かもしれない。或いはヴィリエ・ド・リラダン、彼なら『未来のイヴ』、『アクセル』が好き。

 

好きな音楽は? ブラームスの『交響曲第4番ホ短調ムラヴィンスキー指揮のものが最も好ましい。教会音楽以来の西洋音楽全てが凝縮しているようで、ブラームスの力量に壓巻される。

ヴィオラソナタ第2番変ホ短調』晩年のブラームスの冷めた音。曲にあるのは美しさだけ。僕の荒涼とした心に心地よく響く。

ベートーベンの『弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調』も捨てがたい、冷めた音。余計な感情や顕示欲がない作品。藝術の為の藝術。

 

好きな映画は? ルルーシュ『男と女』、ルコント『イヴォンヌの香り』、内容が無く、映画の美しさを追究するために撮られた作品のようで、評価に値する。芸術のための藝術。

 

好きな場所は? 東山鹿ケ谷
浮薄で目につくものが一切なく、散歩するため心が透き通るのを感じる。

 

都合の良い憶測・希望や俗的なものをすべて峻拒する芸術が好きだ。芸術のためにある芸術が好きだ。

 

2022.02.20追記