Mon Cœur Mis à Nu / 赤裸の心

「美」といふものは「藝術」と人間の靈魂の問題である

20211122日記

東山を北から南へ、法然院から南禅寺まで。雨であったのが却って良かった。静かな午前、散歩を心置きなく愉しめた。順正で昼餉。向いの席には日本髪をしたうら若き4人の娘。舞妓さんだろうか?その装いの趣味の良さ(安着物の観光客とは好個の対照!)と、立居振舞いの見事さは、日本舞踊を嗜んでいる人のそれであった。何とも「美くしかった」。私が「美くしい」という言葉を用いる対象は、芸術と霊魂に限られている。つまるところ、彼女らは芸術的であった。