Epistula ad mē

美というものは、芸術と人間の霊魂の問題である

リラダン『王位要求者(Le Prétendant)』1866

所謂「幻の書」。1866年に上梓されたと推定されるが、その稿本が発見されたのは1954年。1965年ジョゼ・コルティ社から刊行されたのは、実にヴィリエの死後76年目であった。初期作品らしく存分にロマンティックでありながらも、ヴィリエ作品の一貫した主題、「基督教徒たり貴族たる者の名誉と魂の救済」は高らかに謳われる。