Mon Cœur Mis à Nu

「美」といふものは「藝術」と人間の靈魂の問題である

ポオ『アッシャー家の崩壊(The fall of the house of Usher)』1839

病的なポオの短篇小説。暗澹たる恐怖に襲われるアッシャー氏。友人の助けも虚しく、彼は恐怖の生贄となる。

ポオは数学的に残酷な文体を用いて、じわりじわりと、私の理性を恐怖で支配してしまう。ポオの作品を読むときに私たちが受ける、壓倒的な冷たい印象。何がこうした効果を生んでいるのか、研究を読んでみたい。