Epistula ad mē

美というものは、芸術と人間の霊魂の問題である

リラダン『新残酷物語(Nouveaux Contes Cruels)』1888

レミ・ド・グールモンが指摘するように、ヴィリエ作品は夢と諷刺の両者から成立っている。『新残酷物語』(1888)は『残酷物語』(1883)に続き、こうしたヴィリエの二面性が交互に愉しめる短篇集。

『寄宿舎友達』諷刺。近代社会の道徳顚倒、拝金主義。
『希望による拷問』ロマン主義、物語として秀逸。
『シルヴァベル』「永遠の女性」の登場。
『賭け物ロマン主義
『不可解な女』理想主義、俗性の峻拒
『尼僧ナタリヤ』宗教話、美しい話
『自然味愛好』痛烈な諷刺。

人間はあらゆるものを発明できる、幸福になるすべを除いては
ナポレオン・ボナパルト

『鶏鳴』宗教話、マタイ26:74、聖ペトロの否認に続く鶏鳴についての考察