Mon Cœur Mis à Nu / 赤裸の心

「美」といふものは「藝術」と人間の靈魂の問題である

シューベルト『野薔薇』D257

云わずと知れたシューベルトのリート。日本では近藤朔風の訳詩が有名。また『細雪』の下巻では、大垣から蒲郡へ向かう列車の中で、陸軍士官の唄うのにつれて、みながこの曲を合唱するシーンが描かれている。

 

童は見たり 野中の薔薇
きよらに咲ける その色愛でつ あかず眺む
紅にほふ 野中の薔薇