クロード・ルルーシュ監督作。『男と女(un homme et une femme)から20年後という設定。別々の人生を歩んでいた男と女が再会する。前作の余韻を味わえ、また解説のような役割も果たす作品。
今はプロデューサーを務めるアンヌが、ジャン=ルイとの記憶を映画にしたいと申し出る。再会によって甦る記憶と想い。
前作のように洗練された「雰囲気」を愉しむものではない。台詞は多いし、ストーリーも複雑。でも趣旨が違うのだから、これらの点批判するべきものとは思わない。残念な点があるとするなら、構図の美しさに欠けていること。