Epistula ad mē

美というものは、芸術と人間の霊魂の問題である

アルベール・カミュ『異邦人(L'Étranger)』1942

 社会の倫理や道徳から逸脱した男が、「異邦人」のようにして扱われ、社会から抹消される。社会的通念に対する「諦め」。「怒り」ではないのだ。繰り返される「そんなものに何の意味があろう」という言葉が印象的である。

 

 「それではあなたは何の希望ももたず、完全に死んでゆくと考えながら、生きているのですか?」

 「そうです」と私は答えた。

 

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アルベール・カミュ(Albert Camus)1913-60