Mon Cœur Mis à Nu / 赤裸の心

「美」といふものは「藝術」と人間の靈魂の問題である

『愛国行進曲』1937

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愛國行進曲は1937年、支那事変の勃発と国家総動員法が制定された年に国威発揚を狙い作られた国民歌。歌詞は公募。

映像は1943年の映画『音楽大進軍』のフィナーレ。在りし日の帝国劇場。ソプラノに瀧田菊江、テノールには藤原義江を起用。

 

歌詞

見よ東海の空あけて 旭日高く輝けば
天地の正気溌剌と 希望は躍る大八洲
おお晴朗の朝雲に 聳ゆる富士の姿こそ
金甌無欠揺るぎなき わが日本の誇りなれ

起て一系の大君を 光と永久に戴きて
臣民我等皆共に 御稜威に副はむ大使命
往け八紘を宇となし 四海の人を導きて
正しき平和うち建てむ 理想は花と咲き薫る

いま幾度か我が上に 試練の嵐哮るとも
断固と守れその正義 進まん道は一つのみ
ああ悠遠の神代より 轟く歩調うけつぎて
大行進の往く彼方 皇国つねに栄あれ