Epistula ad mē

「美」というものは、藝術と人間の霊魂の問題である

Linguistics

初期近代英語をみる2; New heaven, new warre

以前の記事で扱ったRobert Southwellの詩"New heaven, new warre"について、Nancy Brownの編纂による"The poems of Robert Southwell, S.J.(1967)"の中に、それのより確かな文献を発見した為、該当部分をここに掲載する。編纂に辺り彼が用いた文献は16世紀,1…

ソネット20番 Shakespeare's "Passion Master-Mistress"

シェイクスピアのソネットは幾つかのグループに分けられ、その中の多くは"Fair Youth"すなわち美男子に贈られた詩であるが、ソネット20番の同性愛的志向は露骨で面白い。 20 A woman’s face with nature’s own hand painted Hast thou, the master-mistress …

Violets Are Blue; Mother Gooseより2

エドマンド・スペンサー(Edmund Spenser)の詩を現代のものに限りなく近づけたのがジョセフ・リトソン(Joseph Ritson)だと先日述べたが、それは彼が遺した子供の為の童謡集(Nursery Rhymes),ガートンおばあさんの花環(Gammer Gurton's Garland,1784)の中に散…

「Roses are red」『マザーグース』より

イングランドの童謡(nursery rhymes)集から、甘い恋の詩を取り上げる。 Roses are red, Violets are blue,Sugar is sweet and so are you. バラは赤く、スミレは青い砂糖は甘く、そしてあなたも この詩はしばしば、バレンタインデーの贈り物に添えられるのだ…

ブリテン『キャロルの祭典』よりBalulalow-スコットランド低地語の観察

E.B.Britten Op.28-4b "Balulalow"。 ブリテンの『キャロルの祭典(A ceremony for Carols)』の中の一曲である。ソロを担当しているのは、エドワード・バロー(Edward Burrowe)。著名なボーイ・ソプラノである。 歌詞はスコットランドの詩人ウェッダーバーン兄…