Epistula ad mē

「美」というものは、藝術と人間の霊魂の問題である

2021-03-07から1日間の記事一覧

『金閣寺』に於ける溝口の出奔について(聖地巡礼?)

溝口が「金閣を焼かなければならぬ」という想念に搏たれた、舞鶴湾への出奔について。小説から読取れることを纏める。私の卒業旅行のため。 京都駅発敦賀行の列車「保津峡に沿うて走った」とあるから山陰本線に違いない。途中園部を経由。綾部駅での分岐を北…

三島由紀夫『金閣寺』1956

数日中に鹿苑寺を訪ねる積である。だから三島の『金閣寺』を読み直した。 観念に沈んでいた青年が、「金閣を焼く」という「行為」によって、生を得る。「行為」に重きを置く点、三島文学の真の始まりを思わせる作品だ。他にも健康に対する劣等感であったり、…