Mon Cœur Mis à Nu / 赤裸の心

「美」といふものは「藝術」と人間の靈魂の問題である

2020-12-19から1日間の記事一覧

ブレッソン『抵抗(Un condamné à mort s'est échappé ou le vent souffle où il veut)』1956

ロベール・ブレッソン(Robert Bresson)監督作。“Un condamné à mort s'est échappé ou le vent souffle où il veut”訳すと『死刑囚は逃げた、あるいは風は吹きたい所で吹く』。「あるいは」で2つの主題を掲げるのは、昔のフランス小説などによくみられる例。…

タルコフスキー『僕の村は戦場だった(Ива́ново де́тство)』1962

アンドレイ・タルコフスキー監督の2作目。1962年の金獅子賞。 "Иваново детствo"は「イヴァンの少年時代」の意。脚本はソビエトの作家ウラジミール・ボゴモーロフの『イヴァン』を下敷きにしている。話の展開とともに少年が何者なのか明らかになるというミス…